1988年度 (社)別府青年会議所 理事長所信

第13代理事長 木下光一
1988年度 第13代理事長
木下 光一
時代は転換期

日米貿易摩擦、重厚長大から軽薄短小へ、経済のソフト化などに象徴されるようにいま日本を含めて全世界は大きな転換期を迎えています。

産業構造が大きく変わり、地方の時代は終わりを告げ、東京一点集中と地方の活力の喪失が起ころうとしています。

わたしたちの住むこの別府もその大きな転機の中に立たされているといえるでしょう。長期にわたる観光業界の低迷、人口の減少傾向の定着、市政の後退と諸開発事業の見直し〜、どれひとつをとっても大きな問題ということができるでしょう。

別府青年会議所は何をすべきか

この時代に生き、地域社会のリーダーである青年経済人の集まりである青年会議所は何をすべきなのでしょうか。

この時代の変化を真正面から見据え、5年先、10年先の別府はどうあるべきなのか、真剣に考えかつ大胆に提言し、行動して行くことこそが求められていると考えます。

そのことを考えていく軸として私は「情報化」と「国際化」ということを挙げたいと考えます。このふたつの要因が今の社会を大きく揺り動かしており、そのどちらの軸からはずれても正しい方向に向かうことができなくなると思われるからです。これからの社会では情報を発信するということが極めて大きな意味を持って来ると言われています。わたしたち、ひとりひとりが、そしてわたしたちの企業が、そして別府青年会議所が情報を発信し続けるように変わって行かなければなりません。

青年会議所が、メンバーが自発的に提供する貴重な時間とお金によって運営されている団体であることを考えるならば、今の時代の青年会議所運動は地域社会の活性化にインパクトを与えることをその使命としなければならないと考えます。もはや、サロンや仲良しクラブであることは許されない時代を迎えたということができるでしょう。

そして、そのことによってのみ、青年会議所が地域社会から真に必要とされ、その評価が高まり、その結果として会員の拡大を実現していくことができるものと確信いたします。

別府青年会議所の運営方針

長年継続して行われている事業の抜本的な見直しを行い、中・長期的な地域社会の活性化を目指す事業を起こしていきます。

時代の変化とともに現在青年会議所が行っている事業もそのやり方や事業主体の見直しをする必要に迫られており、その見直しの中から本当に青年会議所がしなければならない事業に優先順位をつけ、中・長期プログラムにしたがって、計画的継続的に実践して行きたいと考えております。

もう一つは地域の経済を担う企業経営に携わる者として、その企業を大きく着実に成長させて行くことができるような経営者としての資質の向上を目指したいと考えます。時代の変化の中でその行方を見極め、企業のあり方を変えて行くことができるような企業リーダーに私たち一人一人がならなければなりません。

以上の二点に立って事業の組み立てをし直し、その共通の目的の実現のために共に汗を流すことのできるLOMづくりを目指して行きたいと思います。

このことは全メンバーの力を結集しなければ達成できないことは言うまでもありません。わたしは青年らしく大きな目標に向かって行くことによってはじめて全メンバーの結集ということが実現できるものと確信いたします。

その大きな目標を打ち立て、まちとともに青年会議所並びにメンバーが成長して行くようなJCづくりを願って、今この時にわたし自身を賭けてみたいと考えています。ともに手を携えて、前を向いて進んでいきましょう。

1988年度(社)別府青年会議所スローガン
別府湾から今、熱い波〜 作ろう地域デザイン 結ぼうヒューマンネットワーク

-重点方針-
  1. まちづくりネットワーキング
  2. HOPE計画〜ハイ・アメニティ「べっぷ」
  3. 時代の風を感じる起業家を目指して
  4. 魅力あるJCづくり・会員拡大の推進
  5. 日本JC・九地協・大分ブロックへの積極的支援

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