来るべき未来の象徴であった二十一世紀。二十一世紀になれば、多くの夢が叶い実現すると思われてきた時代・・・。その夢の時代に突入したにもかかわらず、理想とは裏腹に長引く不況による相次ぐ企業倒産やリストラ。また、連続する理由のわからない犯罪など、何か社会そのものが壊れていくような現実が続いています。
私たちは今、新しい現実を生み出す必要に迫られています。私たち一人ひとりが、明るい豊かな社会の創造を果たせるように変わる必要があります。二十一世紀にふさわしい生き方、この時代に託された生き方の青写真が必ずあるのではないでしょうか。
私共の(社)別府青年会議所は昭和50年、別府市の正しい明日を築くため、地域社会の諸問題に積極的に取り組み、会員相互の友情を育みながら、地域社会に貢献することを目的に設立され、その後、諸先輩方の多大なるご尽力により、地域のオピニオンリーダー的存在として今日まで発展して参りました。
しかしながら、昨今の厳しい経済情勢にさらされている近年では、我々JCにとっても例外ではなく会員数減少による活動の縮小等を余儀なくされているのが現状です。このような状況(逆境)において我々としてどのような役割を果たすべきかを考えなければならない時期にきているのではないでしょうか。
現在のように長引く不況が続く一方で、時代の変化による価値観が多様化している時代だからこそ今一度原点に戻り、考えるよりはまず行動していかなければなりません。 嘗てのアメリカの大統領であったジョン・F・ケネディが「やるべきことはやる。自分がどうなろうとも、いかなる障害、危険、圧力があろうとも。これは人間道徳の基本」と唱えました。つまり、自分で「やるべきだ」と思ったことは、どんな犠牲を払ってでもやり通す。これは、人間として大切なことであり、自分の人生を価値あるものにすることです。
従来、JCはCD(社会開発)、LD(指導力開発)の両輪で動いているといわれてきました。時代が変化するにつれ、新しい考え方や手法により進化を遂げてはいるものの、何か空回りしているような気がします。今一度、しっかりとした土台を造り直すことが必要であり、そうすることでJCそのものの魅力を再発見できるのではないでしょうか。
CD,LDは決して過去のものではありません。こんな混沌とした時代だからこそ、我々に必要なものであると私は考えます。
先に書いてあります通りに、誰もが嘗て経験したことのない大不況といわれている今、「JC運動どころではない」「そんな時間があるのなら、もっとやらなくてはならない事がたくさんあるはずだ」と周りの人から言われることも少なくないでしょう。もちろん、Jayceeである前に経済人であることは否定できません。そこで、本年度はMD(経営開発)にも力を注ぎ、事業や例会を通じて学ぶことにより、メンバー自身のスキルアップを計り、魅力あるJCでありたいと願っています。 決して難しく考えるのではなく、ほんの少しのきっかけづくりになればと思います。
JCの三信条「奉仕」「修練」「友情」のなかで、ややもすると、友情づくりだけが目立ってしまう昨今、奉仕のエキスパートとして、また、時代を担うリーダーとしての役割も果たす必要があります。そのためにも、各自が自覚を持ち、メリハリのある活動を推進していかなければなりません。各事業においては徹底的に調査、分析、計画、実施、評価を繰り返し、時には、本当にこれでいいのかと問いただし、互いに切磋琢磨しながらより良いものを創り上げることが大切だと思います。
そうすることにより、結果、真の友情が芽生えるのではないでしょうか。見栄や格好をつけてもなんにもなりません。「心」の通う仲間でありたいと願います。
毎年、毎年、組織が変わる。年功序列でもなければ、順行序列でもない、まさに、このことが「ひとづくり」の礎になっているような気がします。会社に帰れば部下がいて、指示すれば、そのように動いてくれるでしょう。ごく当たり前のことのようではありますが、本当に信頼を受けているのでしょうか?JCでは皆が同じ会費を払い、活動をしています。誰が偉いわけでもありません。その時々で理事長になったり、委員長になったりし、その立場立場で、精一杯活動する。しかし、会社とは違い、自分の思うように周りの人は動いてはくれないことも少なくはありません。そういう意味でJCは、ひとを動かすことの難しさを実感し、さらには、ひとを引きつける魅力を養う場でなくてはならないわけであり、メンバーの一人ひとりが活き活きと活動できる組織づくりが必要になってきます。
私は九州地区大会を主管した1993年に入会させていただきました。2003年度の理事長という職務に就かせていただくにあたり、夢を形に、現実のものとするべく誠心誠意努力し、活動していきたいと思っております。まわりをいくら変えようとしても変えられない、自分自身が変わらなければ何も変わらないことを肝に命じ、メンバーの一人一人ととことん関わっていくことで新しい道が開けるような気がします。
目標が明確であれば、それに到達するための方法はいくらでもあるはずです。しかしながら目標がぼやけてしまい、何となくでは、いつまでたっても目標は達成出来ないのではないでしょうか。しっかりと目標を定め、それを達成するために勇気を持って自らが一歩を踏み出すことで必ず実現することと確信いたします。
変化(CHANGE)があるときには必ずチャンス(CHANCE)があるはずです。青年らしく後ろを振り返らず共にチャレンジ(CHALLENGE)し続けましょう。
2003年度(社)別府青年会議所スローガン
『一人ひとりの行動が未来を変える』
〜勇気を出して一歩を踏み出そう〜
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